経絡・経穴ノート

ここでは、経絡や経穴など、鍼灸を学ぶ学生に役立つ情報を掲載していきます。

経穴取穴ノート

経穴は体表にあって、全身のあらゆる部位に存在しています。ほとんどの経穴は、経脈に所属していますが、中には奇穴や阿是穴と呼ばれる経脈に属していない経穴も存在します。

さらに、新しく治療効果が発見されたものを新穴として発表されることもあります。
経穴は、疾病が起こった際に、何らかの反応をあらわしている点で、鍼灸による施術によって、疾病を治癒させることができる点でもあります。

経穴とは『疾病の際の反応点であり、診断点であり、治療点である』といえます。

督脈経(28)

会陰部に起こり、脊柱にそって上り、後頭部に至り脳に入る.さらに頭部の正中を通り、額を循り、鼻柱に至り上歯齦に終わる.

任脈経(24)

会陰部に起こり、下腹部の正中を上り、臍に達し、さらに腹部、前胸部の正中を上り、のどを循り下顎の正中から下歯齦に終わる.

手の太陰肺経(11)

中焦(中カン)に起こり、前腕の前面橈側を循って橈骨動脈拍動部に入り、母指球より母指末端に終わる.その支なるものは、示指の末端に入り、手の陽明大腸経に連なる.

手の陽明大腸経(20)

示指末端(商陽穴)に起こり、左右交叉して、鼻孔を挟んで鼻翼両側(迎香穴)に終わる.ついで、足の陽明胃経に連なる.

足の陽明胃経(45)

鼻根に起こり、下って上歯の中に入り、還り出て唇を循る.下腿前外側を下り、足の第2指外端に終わる.その支なるものは、衝陽穴から別れて第1指に至り、足の太陰脾経に連なる.

足の太陰脾経(21)

足の第1指内端(隠白穴)に起こり、胸部を上り、咽頭より舌根に連なり舌下に散じる.その支なるものは、中カン穴より別れて横隔膜を貫き心中に注ぎ、手の少陰心経に連なる.

手の少陰心経(9)

心中に起こり、前腕内側を通って、手関節内側の豆状骨上際(神門穴)を経て、小指の末端橈側に終わる.ついで、手の太陽小腸経に連なる.

手の太陽小腸経(19)

小指末端に起こり、手の尺側を循り、頬から別れて鼻から内眼角(睛明穴)に行き、足の太陽膀胱経に連なる.

足の太陽膀胱経(67)

内眼角(睛明穴)に起こり、下腿後側を通り外果の後に出て足の外側を循り、足の第5指外側(至陰穴)に終わり、足の少陰腎経に連なる.

足の少陰腎経(27)

足の第5指外側より脈気を受け、足底の湧泉穴を通り、肺を出て心を絡い胸中に注ぎ、手の厥陰心包経に連なる.

手の厥陰心包経(9)

胸中で足少陰腎経の脈気を受けて起こり、前腕内側中央を行き、中指の端(中衝穴)に出る.その支なるものは、薬指の端(関衝穴)に出て、手の少陽三焦経に連なる.

手の少陽三焦経(23)

手の薬指の端(関衝穴)に起こり、手背より前腕背側の中央を上り、頬を経て外眼角のあたりに終わり、足の少陽胆経と連なる.

足の少陽胆経(44)

外眼角(瞳子髎穴)に起こり、股関節にあたりから大腿と下腿の外側を下り、足の第4指の末端に終わる.その支なるものは、足背から分かれて母指に行き、足の厥陰肝経に連なる.

足の厥陰肝経(14)

足の第1指爪甲根部外側(大敦穴)に起こり、横隔膜を貫き肺に注ぎ、下行して中焦に至り、手の太陰肺経に連なる.

           [引用元] 教科書執筆小委員会著・社団法人東洋療法学校協会編
                            「経絡経穴概論」医道の日本社 1992

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