鍼灸について
鍼灸は、鍼またはお灸を用いて、体の部位に刺激を与え、数々の疾病や症状を治療することを言います。
鍼灸の起源は中国です。それが日本に伝わり、現在は日本独自の鍼灸としての技術体系が成立しています。
また「鍼灸」と一言でいっても、その技法(治療法)は様々で、それと共に、色々な流派や学会が存在しています。
鍼灸の治療法
鍼灸は、鍼とお灸を使用し、経穴(ツボ)を刺激する東洋医学に基づいた治療法です。しかし、現代の鍼灸の治療法においては、その限りではありません。
同じ東洋医学に基づいた治療法でも、その種類は1つだけではありません。さらに、東洋医学の範囲に留まらず、西洋医学の考え方を取り入れた治療法も存在します。
例えば、鍼を身体の中に刺入し、刺した鍼に電気を流すパルス鍼療法や、トリガーポイントと呼ばれる部位を探しだして治療するトリガーポイント療法などがあります。
また、鍼においては必ずしも体内に刺すわけではありません。
鍼の種類の中にはローラー鍼や小児鍼などの刺さない鍼もあります。
お灸においても、深谷灸法など、独自の治療法もありますし、もぐさを使用するお灸もあれば、もぐさを使わないお灸、間接的にもぐさを置くだけの温熱効果を目的としたお灸など、その種類は様々です。
このように、「鍼灸」といってもその内容はさまざまです。
鍼灸師の仕事は、そういった様々な治療法の中から、自分に合った治療法を探し出して、患者さんのために施術をする仕事とも言えます。
鍼灸師になるには
鍼灸師になるには、はり師およびきゅう師の国家試験に合格して、国家資格(免許)を得る必要があります。
そして、国家試験を受験するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
@高校卒業者以上の者(大学に入学することのできる者)
A3年以上、文部科学省の認定した学校または厚生労働大臣の認定した養成施設で、必要な知識及び技術を習得した者
また、以下の3つの条件に当てはまれば、国家試験を受けることができません。
@心身の障害によって、業務が適正に行えない者
A麻薬、大麻またはあへんの中毒者
B罰金以上の刑に処せられた者
さらに、すでにはり師・きゅう師の免許を取得した者が、その業務の中で犯罪または不正行為を行った者も受験できません。
